【2級実技面接対策】リスキリング・社会人大学院と仕事の両立に悩むケースを徹底解説|両立不安の背景にある本質とは

2026.6.8

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キャリアコンサルティング技能士2級(実技・面接)ロールプレイにおいて、近年のトレンドであり頻出する定番テーマの1つが、「キャリアアップや自己研鑽のために社会人大学院に進学したものの、仕事との両立に不安を感じている」というケースです。

専門性を持って現場で勤務し、職場の周囲からも応援されている一方で、実際の両立が思ったより大変であり、今後のキャリアや研究の進め方に悩んで立ち止まってしまう状態。このケースの本質は、「仕事と学業の両立における不安の解消」「環境資源(周囲のサポートや制度)の具体的な活用」にあります。

本記事では、システマティック・アプローチに基づく見立てと、面接試験・口頭試問で評価されるポイントをわかりやすく解説します。

1. このテーマにおける「相談者視点(CL)」の訴え

社会人大学院(博士前期課程(修士課程))に進学して3カ月が経つ相談者が抱える、実際の訴えは以下の通りです。

  • 夜間や休日の授業と仕事の両立における負担: 進学から3カ月が経過し、夜間や休日の授業と仕事の両立が思ったより大変であると感じている。
  • 研究進捗への不安: 今後研究をうまく進めていけるか不安であるという思いを抱いている。
  • 周囲への配慮と役割の葛藤: 職場の人は応援してくれているため、仕事で迷惑をかけるようなことは避けたいと考えている。
  • 選択肢の迷い: 休職も考えたが、今後の会社でのキャリアのためにもどうするのがよいのか、判断がつかなくなっている。

2. キャリアコンサルタント(CC)視点での問題把握(見立て)

このテーマを2級技能士の視点で見立てる際、相談者の発話内容をもとに、システマティック・アプローチに基づいた構造的なアプローチを行います。以下はキャリアコンサルタント側からの見立て(仮の視点)となります。

① 両立における具体的な時間配分・状況の確認(仮の視点)

相談者は「思ったより大変」と感じていますが、実際の夜間・休日の授業スケジュールや、日々の業務量、研究に割いている時間の具体的な実態について、丁寧な事実確認が必要であると考えられます。

② 周囲の「環境資源」の具体的な活用状況(仮の視点)

「職場の人は応援してくれている」という良好な環境資源がある一方で、相談者自身が「仕事で迷惑をかけるようなことは避けたい」という思いから、具体的な業務調整の相談やサポートの要請を躊躇している可能性が考えられます。

③ キャリアの目的意識の再確認(仮の視点)

「今後の会社でのキャリアのため」に進学を決意したという本来の目的意識(動機)が、直近の両立の大変さや不安によって見えづらくなっている可能性をふまえ、中長期的視点での整理を支援する必要性があると考えられます。

3. 面接展開と口頭試問を有利に進めるポイント

ラポール形成:責任感とキャリアへの前向きな姿勢の受容

まずは、今後のキャリアを見据えて進学に挑戦し、職場の同僚への配慮も忘れない相談者の姿勢をしっかりと受容します。「職場の皆さんが応援してくれているからこそ、仕事で迷惑をかけたくないというお気持ちを大切にしながら、両立に真摯に向き合っていらっしゃるのですね」と、その姿勢に寄り添います。

具体的展開:環境資源の確認と中長期的キャリアの統合

相談者が現状を整理し、現実的な解決策を見出せるよう、事実確認を行います。

  • 社内資源の確認: 上司や同僚の「応援」の具体的な内容や、業務分担・勤務時間等に関して相談できる余地があるか。
  • 学業側の資源の確認: 大学院における指導教員への相談体制や、履修・研究計画の調整が可能な制度があるか。

これらを明確にし、相談者が「周囲のサポートを適切に受け入れながら、本来の目的である『今後の会社でのキャリア』に向けて、仕事と研究を両立していけるよう具体的な行動計画を支援すること」が、技能検定において評価される展開の鍵となります。

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