キャリアコンサルタントになるには?資格取得までの流れ・養成講習・試験をわかりやすく解説

2026.8.25

キャリアコンサルタントになるには?資格取得までの流れ・養成講習・試験をわかりやすく解説

「キャリアコンサルタントに興味があるけれど、どうすれば資格を取得できるの?」

「まず養成講習を受けるの?それとも試験を受けるの?」

キャリアコンサルタントを目指そうと思ったとき、最初は資格取得までの流れが少し分かりにくく感じるかもしれません。

キャリアコンサルタントは、キャリアコンサルティングを行う専門家で、2016年4月に国家資格となりました。

企業やハローワークなどの需給調整機関、教育機関、若者自立支援機関など、さまざまな分野で活躍しています。

この記事では、これからキャリアコンサルタントを目指す方に向けて、受験資格から養成講習、国家試験、資格登録までの流れをわかりやすく解説します。

1.キャリアコンサルタントとは?

キャリアコンサルタントは、職業の選択や職業生活設計、職業能力の開発・向上などについて相談を受け、キャリア形成を支援する専門家です。

企業だけでなく、ハローワークなどの需給調整機関、大学などの教育機関、若者自立支援機関など、幅広い分野で活動しています。

そして、「キャリアコンサルタント」は登録制の名称独占資格です。

そのため、国家試験に合格しただけで手続きがすべて終わるわけではありません。

試験合格後、キャリアコンサルタント名簿への登録を行うことで、「キャリアコンサルタント」と名乗ることができます。

2.キャリアコンサルタントになるまでの流れ

これまでキャリアコンサルティングに関する実務経験がない方の場合、代表的な資格取得までの流れは次のようになります。


厚生労働大臣が認定する
キャリアコンサルタント養成講習を修了


国家資格キャリアコンサルタント試験を受験


学科試験・実技試験に合格


キャリアコンサルタント名簿へ登録


キャリアコンサルタントとして活動

ただし、養成講習の修了だけが国家試験の受験資格ではありません。

一定の実務経験がある方などは、別の要件によって受験資格を満たす場合があります。

3.まずは国家試験の受験資格を満たす

国家資格キャリアコンサルタント試験は、誰でもそのまま受験できる試験ではありません。

厚生労働省では、主な受験資格として次の要件を示しています。

  • 厚生労働大臣が認定する講習の課程を修了した方
  • 労働者の職業の選択、職業生活設計、職業能力開発・向上などに関する相談について3年以上の経験を有する方
  • 技能検定キャリアコンサルティング職種の学科試験または実技試験に合格した方
  • 上記と同等以上の能力を有すると認められる方

これまでキャリアコンサルティングに関する実務経験がない方の場合は、厚生労働大臣が認定するキャリアコンサルタント養成講習を修了し、受験資格を得る方法があります。

なお、「3年以上の実務経験」に該当するかどうかは、単純に職種名や勤務年数だけで判断されるものではありません。

ご自身の経験が受験資格に該当するか確認したい場合は、試験実施機関の最新情報をご確認ください。

4.キャリアコンサルタント養成講習とは?

キャリアコンサルタント養成講習は、キャリアコンサルティングに必要となる知識や技能を体系的に学ぶ講習です。

厚生労働大臣が認定する養成講習を修了することで、国家資格キャリアコンサルタント試験の受験資格の一つを満たすことができます。

講習では、キャリアコンサルティングに関する理論や制度などの知識だけでなく、実際に相談者の話を聴き、支援していくための技能についても学んでいきます。

講習によって、受講日程や学習形態、講義の進め方などは異なります。

そのため、仕事や家庭と両立しながら学びたい方は、受講方法や日程などを事前に確認して、自分に合った養成講習を選ぶことが大切です。

5.養成講習を修了したら国家試験へ

養成講習の修了などによって受験資格を満たしたら、国家資格キャリアコンサルタント試験を受験します。

試験は学科試験と実技試験で行われます。

実技試験では、論述試験と面接試験を通して、キャリアコンサルティングに必要となる実践的な技能も問われます。

そのため、キャリアコンサルタント試験は単に知識を暗記するだけではなく、相談者との関係づくりや、相談者の話を理解しながら支援していくための技能も必要になります。

6.試験に合格したら資格登録

国家試験に合格した後は、キャリアコンサルタント名簿への登録手続きを行います。

この登録を受けることで、「キャリアコンサルタント」と名乗ることができます。

また、キャリアコンサルタントは、一度登録すれば永久に更新不要という資格ではありません。

登録を継続するためには、5年ごとの更新が必要です。

原則として、更新期間内に厚生労働大臣が指定する更新講習のうち、知識講習8時間以上・技能講習30時間以上を受講する必要があります。

※技能講習などについては、一定の要件を満たす場合に免除措置があります。

資格を取得した後も学びを継続し、知識や技能をブラッシュアップしていくことが制度上求められています。

7.資格取得後はどこで活躍できる?

キャリアコンサルタントの活動領域は一つではありません。

例えば、

  • 企業内での従業員のキャリア支援
  • ハローワークなどでの就職・転職支援
  • 大学など教育機関での学生のキャリア支援
  • 若者の就労支援
  • 職業訓練機関などでのキャリアコンサルティング

など、さまざまな分野があります。

資格を取得することだけをゴールにするのではなく、

「資格を取得したあと、自分はどのような人を支援したいのか」

ということも、資格取得を検討する段階から少しずつ考えてみるとよいでしょう。

8.養成講習を選ぶときに確認したいポイント

キャリアコンサルタント養成講習を選ぶ際は、受講料だけで決めるのではなく、自分が継続して学べる環境かどうかも確認してみましょう。

例えば、次のようなポイントがあります。

  • 受講方法は自分に合っているか
  • 仕事や家庭と両立できる日程か
  • どのような講師が担当するのか
  • 実践的なトレーニングをどのように行うのか
  • 質問や相談ができる環境があるか
  • 国家試験に向けた学習を続けやすい環境か
  • 資格取得後にも学びを続けられるか

養成講習は一定期間にわたって学んでいくものです。

だからこそ、価格だけで比較するのではなく、「自分に合った環境で継続して学べるか」という視点も大切です。

9.働きながらでもキャリアコンサルタントを目指せる?

「仕事をしながらでもキャリアコンサルタントを目指せますか?」

というご相談をいただくことがあります。

養成講習にはさまざまな学習形態があり、オンラインでリアルタイムに受講できる講習もあります。

そのため、通学が難しい方でも選択肢を検討しやすくなっています。

ただし、養成講習には一定の学習時間が必要です。

「オンラインだから簡単」ということではなく、受講期間中に学習時間を確保できるかどうかも大切です。

仕事や家庭の予定と照らし合わせながら、自分が無理なく継続できる講習日程を選びましょう。

10.まずはキャリアコンサルタントについて知るところから

キャリアコンサルタントに興味を持ったからといって、すぐに養成講習への申込みを決める必要はありません。

まずは、

  • キャリアコンサルタントとはどのような資格なのか
  • どのようなことを学ぶのか
  • 資格取得後にどのような働き方があるのか
  • 自分の仕事や生活と両立できるのか

といったことを知ったうえで検討することが大切です。

「興味はあるけれど、まだ養成講習を申し込むかどうかまでは決めていない」

という段階でも問題ありません。

まずは情報を集めながら、自分がキャリアコンサルタントを目指したいのかを考えてみてください。

11.書籍で詳しく知りたい方へ

「キャリアコンサルタントについて、もう少し詳しく知ってから考えたい」

という方には、書籍でも詳しくご紹介しています。

『改訂版 キャリアコンサルタントになりたいと思ったら読む本』では、国家資格キャリアコンサルタント試験のしくみから、養成講習・更新講習、資格取得後の仕事まで、これからキャリアコンサルタントを目指す方に知っていただきたい内容をまとめています。

改訂版
キャリアコンサルタントになりたいと思ったら読む本

津田裕子 著/中央経済社


書籍を詳しく見る

12.養成講習について直接聞いてみたい方へ

一方で、

「自分の場合はどのように資格取得を目指せばいい?」

「仕事をしながら受講できる?」

「養成講習では実際にどのようなことを学ぶの?」

「オンラインでの受講について詳しく知りたい」

など、具体的に養成講習について知りたい方には、キャリコンシーオーのキャリアコンサルタント養成講習 個別説明会をご用意しています。

個別説明会はオンラインで実施していますので、ご自宅などからご参加いただけます。

講習へのお申込みを決めている方だけでなく、「まずは詳しい内容を聞いてから検討したい」という方もご利用いただけます。

キャリアコンサルタント養成講習
個別説明会

養成講習の内容や受講方法について、オンラインでご説明しています。


個別説明会について詳しく見る

まとめ|キャリアコンサルタントへの第一歩は「知ること」から

キャリアコンサルタントになるための代表的な方法の一つは、厚生労働大臣が認定する養成講習を修了して受験資格を得て、国家試験の学科試験・実技試験に合格し、キャリアコンサルタント名簿へ登録するという流れです。

ただ、最初からすべてを理解している必要はありません。

「キャリアコンサルタントという仕事が少し気になる」

「これまでの仕事の経験を、誰かのキャリア支援に活かせないだろうか」

そんなところから、まずは資格や仕事について知ってみることも一つのスタートです。

書籍や当サイトの記事、YouTubeでもキャリアコンサルタントに関する情報を発信していますので、ご自身に合った方法で情報収集してみてください。

そして「実際に養成講習について詳しく聞いてみたい」と思われたときには、個別説明会をご利用ください。


参考・出典

※制度、受験資格、登録・更新等の内容は変更される場合があります。実際に受験・申込み等をされる際は、厚生労働省および各試験実施機関等の最新情報をご確認ください。

CAREER CONSULTANT

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(キャリコン.シーオー専用)