キャリアコンサルタント養成講習、どうすれば実質3万円台になる?専門実践教育訓練給付金を解説

2026.8.31

キャリアコンサルタントの資格取得を考えている方の中には、

「養成講習って結構お金がかかるのでは?」
「教育訓練給付金が使えると聞いたけれど、どうすればいいの?」
「最大80%って、本当に80%戻ってくるの?」

と疑問に感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実は、専門実践教育訓練給付金の対象となっているキャリアコンサルタント養成講習では、一定の条件を満たすことで、受講費用の最大80%が給付される場合があります。

たとえば受講料が198,000円の場合、最大80%の給付を受けられれば、

198,000円 − 158,400円 = 39,600円

となり、最終的な自己負担額は実質3万円台です。

ただし、ここで注意していただきたいことがあります。

「198,000円の講座を最初から39,600円で受講できる」という制度ではありません。

また、誰でも自動的に80%が給付されるわけでもありません。

この記事では、専門実践教育訓練給付金とはどのような制度なのか、最大80%になるための条件、そして受講前に何をすればよいのかを順番に解説します。

専門実践教育訓練給付金とは?

専門実践教育訓練給付金は、働く人の中長期的なキャリア形成を支援するための雇用保険の給付制度です。

厚生労働大臣が指定した専門実践教育訓練を受講し、一定の要件を満たした場合、受講者が支払った教育訓練経費の一部がハローワークから支給されます。

ここで重要なのが、

「専門実践教育訓練給付金の対象講座であること」

です。

キャリアコンサルタント養成講習であれば、どの講習でも給付金が利用できるわけではありません。

厚生労働大臣の指定を受けている講座の中から受講する必要があります。

最大80%は、いきなり80%給付されるわけではありません

「最大80%給付」という言葉だけを見ると、

「講座を受ければ80%戻ってくる」

と思ってしまうかもしれません。

実際には、条件によって給付率が段階的に変わります。

専門実践教育訓練給付金では、基本となる給付は教育訓練経費の50%です。

さらに、訓練を修了し、目標としている資格を取得して就職等の要件を満たした場合は、追加給付により合計70%となる場合があります。

そのうえで、訓練修了後の賃金が受講開始前と比較して5%以上上昇するなどの要件を満たした場合、合計80%まで給付される場合があります。

ポイント:
「最大80%」は、すべての受講者に最初から適用される給付率ではありません。資格取得、就職・雇用、賃金上昇など、所定の要件を満たす必要があります。

198,000円の場合はいくらになる?

受講料198,000円の場合で計算してみましょう。

給付率 給付額 最終的な自己負担額
50% 99,000円 99,000円
70% 138,600円 59,400円
80% 158,400円 39,600円

つまり、

受講料198,000円

最大80%給付の場合

最終自己負担 39,600円

となります。

これが「実質3万円台」となる理由です。

ただし、最大80%はあくまで所定の追加給付要件を満たした場合です。

また、最初から80%分を差し引いた39,600円だけを支払えば受講できるという意味ではありません。

誰でも専門実践教育訓練給付金を使える?

専門実践教育訓練給付金には、雇用保険の加入期間などについて受給要件があります。

現在雇用保険に加入している方の場合、原則として受講開始日時点で支給要件期間が3年以上必要です。

ただし、初めて教育訓練給付金を受給する方については、支給要件期間が2年以上あれば対象となる場合があります。

離職している方についても、離職からの期間など所定の条件があります。

そのため、

「自分は対象になるのだろうか?」

という場合は、講習を申し込む前にハローワークで受給資格を確認しておくと安心です。

給付金を使いたいなら「受講前」の手続きが重要

ここは非常に重要です。

専門実践教育訓練給付金は、対象講座に申し込めば自動的に給付される制度ではありません。

受講開始前に所定の手続きが必要です。

大きな流れは次のようになります。

① ジョブ・カードを作成する

② 訓練前キャリアコンサルティングを受ける

③ 受給資格確認の手続きをする

④ キャリアコンサルタント養成講習を受講する

⑤ 所定の時期に給付金の支給申請をする

専門実践教育訓練給付金を利用する場合、受講開始前に訓練対応キャリアコンサルタントによる訓練前キャリアコンサルティングを受け、ジョブ・カードを作成します。

そのうえで、原則として受講開始日の2週間前までに受給資格確認の手続きを行います。

「ハローワークへ行けばいい」の?

専門実践教育訓練給付金を利用したい場合は、まずご自身が給付の対象になるかどうかを確認することが大切です。

そのため、キャリアコンサルタント養成講習を検討し始めた段階で、ハローワークに相談しておくと分かりやすいでしょう。

なお、受給資格確認については、必ずしもすべての手続きをハローワークの窓口で行わなければならないというわけではありません。

手続き方法には、来所のほか、電子申請や郵送などが利用できる場合があります。

詳しい手続きについては、ご自身を管轄するハローワークで最新の情報をご確認ください。

受講開始日の2週間前までなら大丈夫?

受給資格確認の手続きは、原則として受講開始日の2週間前までとされています。

ただし、

「2週間前になってから手続きを始めれば大丈夫」

とは考えない方がよいでしょう。

その前にジョブ・カードの準備や訓練前キャリアコンサルティングなどがあります。

キャリアコンサルタント養成講習を検討し始めた段階で、

「専門実践教育訓練給付金を利用したい」

と考えているのであれば、早めに受給資格や必要な手続きを確認しておくことをおすすめします。

キャリコンシーオーの養成講習の場合

キャリコンシーオーのキャリアコンサルタント養成講習では、専門実践教育訓練給付金を利用できる対象講座があります。

受講料198,000円の場合、給付率ごとの最終的な自己負担額は次のようになります。

  • 50%給付の場合:99,000円
  • 70%給付の場合:59,400円
  • 最大80%給付の場合:39,600円

もちろん、給付率は一人ひとりの状況や資格取得、就職・雇用、賃金上昇などの条件によって異なります。

「キャリコンシーオーの養成講習なら、誰でも39,600円になる」という意味ではありません。

ご自身が専門実践教育訓練給付金の対象となるかについては、ハローワークで受給資格をご確認ください。

「給付金を知っている」だけではなく「使い方」を知っておこう

「教育訓練給付金」という言葉自体は知っていても、

  • 自分も対象になるのか
  • どこで手続きをするのか
  • いつまでに何をしなければならないのか
  • 最大80%になる条件は何なのか

といった具体的な利用方法までは、よく分からないという方もいらっしゃると思います。

特に専門実践教育訓練給付金は、受講前の手続きが重要です。

キャリアコンサルタント養成講習を検討していて、給付金を利用したいと考えている方は、

「まず講座を申し込んで、それから給付金について考える」

のではなく、

講座を検討する段階から、給付金の受給資格や手続きも一緒に確認する

くらいの感覚で進めるとよいでしょう。

まとめ|198,000円なら最大給付後は39,600円

今回のポイントをまとめます。

  • 専門実践教育訓練給付金の対象講座では、一定の条件を満たすことで受講費用の一部が給付される
  • 基本となる給付は50%
  • 資格取得・就職等の要件を満たすと合計70%となる場合がある
  • さらに賃金上昇などの要件を満たすと最大80%となる場合がある
  • 198,000円で最大80%なら、給付額158,400円、最終自己負担は39,600円
  • 最初から39,600円で受講できるという意味ではない
  • 受講前に訓練前キャリアコンサルティングや受給資格確認などの手続きが必要
  • 受給資格確認は原則として受講開始日の2週間前まで

キャリアコンサルタント養成講習を検討していて、給付金を利用したい方へ

まずは、ご自身が専門実践教育訓練給付金の対象となるか、受講前に確認しておきましょう。

専門実践教育訓練給付金について詳しく確認する

制度や受給要件、手続きについては変更される場合があります。

最新の情報については、厚生労働省およびハローワークの公式情報をご確認ください。

※本記事は制度の概要を分かりやすく紹介することを目的としています。実際の受給資格、給付率、申請方法、支給時期等については、個々の状況によって異なります。必ずハローワーク等で最新情報をご確認ください。

CAREER CONSULTANT

050-3636-2137
(キャリコン.シーオー専用)