ラポールが苦手で何を質問すればよいかわからなくなる

2021.9.7

 
 

 
 

1. ラポール形成してからの質問には効果がある

 
 
ラポール形成ができておらず、

どんな質問をしようかと思い悩んでいる方、

ちょっとそれは先を行き過ぎているようです。

まずは相談者と関係構築を

良好にする必要があります。

 
 

 
 

2. 関係構築が良好でないのに質問されてクライエントは答えようとするでしょうか

 
 
あまり知らない人や

会って数分しか経っていない初対面の人から

次々に質問されるとどんな気分でしょうか。

ご自身に置き換えて考えてみてください。

ちょっと話しにくいのではないでしょうか。

ではどうすればよいのでしょうか。

ラポール形成ですね。

ラポール形成に専念してください。

質問についてはそれからになります。

 
 

 
 

3. まずはクライエントの発言に注目してみてください

 
 
みなさんもそうだと思いますが、

信頼している人には何でも話したい、

聴いてほしいと思いますよね。

逆はどうでしょう。

よく知らない人やあまり心を開いていない人には

そんなに話そうとは思わないはずです。

ラポール形成とそのあとの質問についてのコツは

「クライエントの言葉(キーワード)を

正確に聴き取る努力をすること」

です。

例)今の会社で評価されていないと感じる

受け止め 評価されてないと感じるんですね。
質問 〇〇さんが思う評価とはどのようなことでしょうか。

~なのでもうこの会社にいるのはしんどいんですよ。

受け止め 会社にいるのがしんどいんですね。
質問 その「しんどい」というのはどんなことなのでしょうか。

 
 

 
 

4. クライエントの発言から質問を考えてみる

 
 
このようにして

クライエントの発言に注目してください。

決して

キャリアコンサルタントが何かとびっきりの質問をする、

ということではありません。

キャリアコンサルタントが

とても頑張っている場合があります。

変な言い方ですが

キャリアコンサルタントは何も頑張らなくてよいです。

決めるのはクライエントです。

我々はそのサポートを行うだけの存在です。

 
 

 
 

5. 正確にクライエントが言っていることを聴き取りましょう

 
 
何を質問すればわからなくなってしまったら

まずはラポール形成をしてください。

そしてその次にクライエントの発言を

しっかりと傾聴して質問に生かしてくださいね。