お知らせ「キャリアコンサルタント実技試験(論述・面接)にサクッと合格する本」重版につきまして

2022.2.19

「キャリアコンサルタント実技試験(論述・面接)にサクッと合格する本」重版につきまして
おかげさまで重版の連絡をいただきました。みなさまのお役にたてるよう今回は国家資格キャリアコンサルタントの論述試験について2ページ程度ではありますが追記しております。

本書をお持ちの方で記載がない方も下記にお知らせいたしますので、どうぞ日々の勉強にお役立ていただければと思います。

※ 第15回以降の論述試験の傾向
<協議会について>
協議会の第15回以降の論述試験は、問題文が「逐語」から「話した内容」へ変化しています。問われている内容の本質に変わりはありませんが、その解答のポイントだけ列記すると次のようになります。
過去問題と解答用紙は、協議会のサイトで公表されていますのでご確認ください。
https://www.career-shiken.org/about/learninfo/

① 設問1のポイント
・相談全体の要約をするイメージで話をまとめる。
・そのため、なるべく本人が発していると思われる言葉を変えないで(事例記録を見て)、そのまま繰り返して転記(伝え返し)し、「感情の言葉」や「相談者の強い表現の言葉」を使って解答することが望ましい。
・全体をまとめることが必要であり、特に事例記録の前半に注目する。
・相談者が言っていることを勝手に変えない。

② 設問2のポイント
・問題文の最後のほうの「所感(キャリアコンサルタントの見立てと今後の方針)」は、解答欄の文中に空欄があり、その空欄にあてはまるように文章を整える必要がある。ただし、この形式は第15回のみ。第16回以降は、空欄はなくイチから解答文を作成します。各回の問題を参照してください。
・下線Bの質問をした後に、相談者からの回答が何か出てくる。その回答が『質問をした意図』になるので、明確に具体的に記述すること。

③ 設問3のポイント
1)まず相談者の問題点を記述する。
2)その根拠を相談者の言動を抜粋して記述する。
例)
1) ・~という点から、〇〇が問題。
2) ・「~~」という発言から、自己理解が不足していることが見受けられる。
・「~~」の発言から、仕事理解が不足している。

④ 設問4のポイント
・設問3の解答と関連させること、設問3の解答にないことは記述しない。
・実際の相談プロセスに沿って記述していくとよい。
関係構築 → 自己理解 → 仕事理解 → 情報提供 → 意思決定の尊重
・方針とプロセスは分けて記述しても、一緒に記述をしてもどちらでもよい。
・キャリアコンサルタントとしての「情報提供、助言」にあたる部分であるため、各制度の理解や知識が必要となる。不安であれば記述しないこと。

<JCDAについて>
JCDAの第15回以降の論述試験は、問題文の量が変化しています。第14回までは約1ページと少しでしたが、第15回から2ページ程度に増えています。問われている内容について変更はほぼありませんが、問題文を読み込むのに時間がかかります。解答のポイントだけ列記すると次のようになります。
過去問題と解答用紙は、JCDAのサイトで公表されていますのでご確認ください。
https://www.jcda-careerex.org/past.html

① [問い2]から解答を開始する。理由として[問い1]はとても時間がかかるため。
参考解答順序:[問い2]→[問い3]→[問い4]→[問い1]
② 第15回配点:[問い2]15点、[問い3]10点
  第16回配点:[問い2]10点、[問い3]15点へ変更
③ 第16回 [問い3]解答欄の行数4行
第17回 [問い3]解答欄の行数5行へ変更

なお、筆者が主宰するキャリコンシーオーのサイトでは、最新の論述試験の解答例を公開していますので、参考にしてください
(論述試験解答例)