# 在宅ワークについて

2022.10.31

 
 

01.はじめに

 
 
以前から過重労働削減策や子育て世帯の育児応援策、

介護をしている方の支援策としても

度々あがっていたテレワーク導入案

この施策がパンデミック認定された

コロナウイルスにより、

大企業を中心に一気に進みました。

今回はこの在宅ワークについて感じていることをお伝えします。

 
 

 
 

02.在宅ワークのメリット

 
 
コロナが蔓延したことが発端とは言え、

もうすぐ4年目を迎えるという今、

在宅ワークが定着しつつあると感じています。

スタートが決まった時は、

多くの方が喜んだのではないでしょうか?

在宅ワークのメリットとしては、

以下のようなことがあると考えられます。

<働く側>

■ 通勤が不要になった
通勤時間がなくなったことで、体力的にも精神的にも疲れることがなくなり、
始業時間ギリギリまで時間を有効活用して、
家事や趣味をするなど好きに過ごせるようになりました。
また事故や天候に影響されて交通遅延やラッシュとも無縁になったことで、
ストレスも軽減されました。

■ 感染症対策ができる
コロナウイルスをはじめ、
他の感染症対策もできるようになりました。

■ 人間関係のストレス軽減
好ましく思っていない人と接する時間・機会が減り、
心穏やかに過ごせる割合が増えました。

■ 業務効率向上
これまでオフィスでしていた電話応対、
来客応対の時間が減ることで
より目の前の業務に集中できるようになりました。
また、在宅ワークが浸透することでハンコなし文化が生まれつつあり、
このことも業務効率向上に貢献しています。

■ 望まない退職の現象・働ける人の増加
在宅ワークのインフラ整備が進むことで、
育児や介護等との両立が可能になり、
パートナーの異動に伴って帯同しても在宅ワークで対応できるようになり、
これらの理由で退職者が減少しました。
また在宅ワークの浸透は、これまで上記理由での退職者や、
働きたくても働けなかった人の就労機会も生み出しました。

■ ワークライフバランスの改善
通勤時間や非効率な付き合い、残業等がなくなったことで、
習い事や趣味の時間を満喫する人が増えました。

■ 柔軟な働き方の実現
従来は柔軟な働き方がしたければフリーターやフリーランス、
起業家等の限られた選択肢しかありませんでしたが、
在宅ワークが一気に普及したことで、
雇用されている安定感・安心感を保ちながらも
柔軟な働き方ができるようになりました。

■ 保育施設や介護施設への送迎が容易に

<企業側>

■ 優秀な人材の確保機会増加
在宅ワークの環境が整ったことで、
日本全国からはもちろん、
全世界から優秀な人材を確保できるようになりました。

■ 固定費の大幅削減
オフィスへの出勤が不要になり、
通勤費や光熱費、ペーパーレス化に伴い紙代等が削減されました。
また在宅ワークの実現や書類保管スペースを減らせたことが、
オフィスの縮小や移転につながり、固定費を大幅削減できました。
(某有名企業の本社が淡路島に移転したことが話題になったのは、記憶に新しいですね。)

■ 育児・介護・パートナー異動等に伴う離職防止に貢献

■ 事業継続性の確保
有事の際に「出勤できない」がなくなり、
在宅ワーク浸透以前より事業継続性が保てるようになりました。

■ 出張機会の減少に伴う旅費や宿泊費の削減
顧客側も在宅ワークが増えてくると、こういったことも可能になります。

 
 

 
 

03.在宅ワークのデメリット

 
 
一方でデメリットとしては、以下のようなことがあると考えられます。

<働く側>

■ 運動機会減
これまで特別な運動はしていなかったけれど、
通勤時は歩いていた、という方は
一気に運動機会を失いました。

■ 孤立感の増大
これまで同じオフィスにいた仲間(上司・先輩・同僚・部下)が
いないことで、聞きたいことがすぐに聞けない。
会話など交流機会が少なくなったことで人間関係が希薄になった、
という現実が孤立感を生みました。
また指導の機会が減ったことで成長に対する危機感を覚えた
若年層の退職が進んだという現実も生まれました。

■ 規律性
家で生活も仕事もするのでオンオフの切り替えが難しく、
際限なく仕事をして過労状態に陥るといったことが考えられます。
オフィスで仕事をする時以上に
自己管理能力が必要な状況になっていると感じます。

■ 子供がいる場所で業務遂行する負担
子育て中の方は、お子さんが登園自粛や学級閉鎖になった際に、
預け先がなくご自宅で一緒に過ごすことがあると思います。
この場合、

①自分以外のお昼ご飯のことを考える必要が出てくる。
②子供の面倒をみないといけない。
③それもあって集中できない。
④夫婦どちらか一方の場合、在宅ワークする側の負担が大きくなる。

といった問題に直面することがあると思います。

<企業側>

■ 認識のずれが生じやすい。

■ 結束力低下。

■ 従業員の帰属意識が薄くなる。

■ 労働実態が把握しづらい。

■ 生産性の低下。

■ 連携機会の縮小。

■ 健康状態のラインケアがしづらい。

■ 業務進捗や勤務状況を把握しづらい。

■ 人事評価が難しい。

 
 

 
 

04.最後に

 
 
コロナがいつ終息するかは誰にもわかりません。

もし終息したら今の在宅ワークはなくなるのか?

というとこちらもどのような動きになるかは不明確です。

しかしデメリットがあるとは言え、

もともと導入が課題になっていた制度であり、

企業側もメリットがデメリットを上回っていると

考える企業が多いと思われます。

また在宅ワークが一気に広がったことで、

企業側・働く側双方にパラダイムシフトが起きて、

元の状態に戻ることに抵抗感があると思います。

これからは一部業界や職種では難しいものの、

在宅ワークありきの時代であることを認識し、

就職や転職の際に備えておいた方が良いことがあると感じています。

人々は働く時だけでなく、

サービスを受ける側としても

リモートにデメリットを上回るメリットを感じていると思います。

通学費用(交通費)がかからなかったり、

授業ギリギリまで思い思いに過ごせたり、

これまでだと地元の先生からしか受けられなかったレッスン等を

全国、時には世界から選べるようになったり、

といったことがあると思います。

マイナス面に目を向けるのではなく、

在宅ワークが広がったことによるプラス面に目を向けて適応していく。

このしなやかさがあると良いと感じます。

今の学生はもうそれが当たり前

という意識もあると思うので、

必要なのは既に働いている側の意識改革かもしれません。

 
 
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