第15回向け国家資格キャリアコンサルタント 学科模擬試験 解答解説5

2021.1.31

問 21 「労働力調査(基本集計)2019年(令和元年)平均結果」に関して、不適切なものはどれか。

1、労働力人口は、2019年平均で 6886万人と、7年連続の増加となった。
2、労働力人口比率は、2019 年平均で62.1%と、前年に比べ0.6 ポイントの上昇となった。
3、非労働力人口は、2019 年平均で前年に比べ3万人の増加となった。このうち 65 歳以上は
2万人の増加となった。
4、就業者数は、2019 年平均で前年に比べ 60 万人の増加となった。男女別では、男性は16 万
人の増加、女性は46 万人の増加となった。

1、〇
2、〇
3、× 非労働力人口は,2019 年平均で4197万人と,前年に比べ66万人の減少(7年連続の減少) となった。このうち65歳以上は2万人の増加となった。
4、〇

問 22 「労働力調査(基本集計)2019年(令和元年)平均結果」に関して、適切なものはどれか。

1、完全失業者数は,2019 年平均で168万人と前年より増えた。
2、完全失業率は,2019年平均で 2.0%と,前年より4%改善された。
3、完全失業者の求職理由別では「非自発的な離職」は37万人と,前年に比べ3万人の減少となった。このうち,「勤め先や事業の都合」により前職を離職した者は 21 万 人と1万人の減少となった。
4、若年層の完全失業者数は,2019 年平均で 58 万人と,前年より2万人改善された。

1.× 完全失業者数は、前年に比べ4万人の減少(10 年連続の減少)となった。
2.× 完全失業率は,2019年平均で 2.4%と,前年と同率となった。
3.〇
4.× 若年層の完全失業者数は,2019 年平均で 60 万人と,前年と同数となった。
※直近の経済動向に思考が左右されそうになるため、昨年末時点の景気動向を思い出すようにしましょう。

問23 「第10次能力開発基本計画」に関する次の記述のうち、不適切なものはどれか。

1、企業や地域の多種多様なニーズに対応した新たな人材育成プログラムの開発等の支援。
2、グローバル化に対応した外国人の採用支援。
3、障害者の特性やニーズに応じた訓練の実施。
4、キャリアアップ助成金、雇用型訓練等による非正規雇用労働者の支援。

1.〇 
2.× 外国人の採用支援は述べられておらず、最先端の技術革新やグローバル化に対応した人材育成
3.〇
4.〇

問 24 「令和元年版労働経済の分析」に関して、不適切なものはどれか。

1、一般労働者の名目賃金及びパートタイム労働者の時給は引き続き増加し1100円を超えて
いる。
2、一般労働者の賃金上昇に着目すると、60歳未満の男女の賃金水準の上昇が大きく寄与して
いる。
3、人手不足感が高まっており、2019年3月調査では、全産業・製造業・非製造業のいずれも
バブル期に次ぐ人手不足感となっている。
4、人手不足感が高まっており、大企業で顕著になっている。

1、〇
2、〇
3、〇
4、× 人手不足感は中小企業で顕著である。さらに三大都市圏以外が三大都市圏を若干上回る。

問 25 「職業能力評価基準」に関して、不適切なものはどれか。

1、仕事の内容を一定の能力ユニットごとに細分化し、業務上保有すべき知識、技能・技術を記載されている。
2、職業能力評価基準はキャリア形成や能力開発の指針として活用できる。
3、職業能力評価基準には、電気機械器具製造業、ホテル業、在宅介護業等の56業種を網羅されているが、事務系などの職種には触れられていない。
4、職業能力評価基準は、「人材育成/職業能力」「人事評価」「採用」「検定試験」に活用できる。

1、〇
2、〇
3、× 職種横断的な経理・人事等の事務系9職種も掲載されている。
4、〇

注意:模擬問題に関する質問等はお答え出来かねますので予めご了承ください。