キャリアコンサルタント技能講習で学ぶ「ポジティブリフレーミング」

2025.9.1

キャリアコンサルタント技能講習で学ぶ「ポジティブリフレーミング」


ポジティブリフレーミングとは?

「飽きっぽい」「頑固」「おっちょこちょい」…
普段は“短所”だと思っている自分の性格も、視点を変えると“強み”になります。

この考え方を ポジティブリフレーミング と呼びます。心理学に基づく手法で、キャリアコンサルタントの面談力を高める上で欠かせないスキルのひとつです。

短所を強みに変える具体例

リフレーミングの表から、代表的な例を見てみましょう。

  • 「飽きっぽい」 → 好奇心旺盛で新しいことに挑戦できる
  • 「頑固」 → 一貫性があり、信念を持っている
  • 「おっちょこちょい」 → 決断が早く、フットワークが軽い
  • 「落ち込みやすい」 → 真面目に考え、謙虚に振り返ることができる

面談で相談者が口にするネガティブな言葉も、このように置き換えて伝え返すことで、安心感や前向きな気持ちを引き出すことができます。

キャリアコンサルタント技能講習で活用する場面

技能講習では、面談ロールプレイや事例検討を通じて「相談者の語りをどう受け止め、返すか」を実践的に学びます。

  • 自己理解を促すとき
    「私は人見知りで…」 → 「相手の気持ちを丁寧に考えられる強みですね」
  • 面接指導や就職支援のとき
    短所をそのまま話すのではなく、強みに転換して表現できるよう支援。
  • 職場での人間関係相談のとき
    「上司が厳しくてつらい」 → 「責任感が強い方だからこそ、成長の機会が多いですね」と視点を変える。

技能講習の演習を通じて、こうしたリフレーミングを自然にできる力を養います。

技能講習で学ぶ意義

更新講習のひとつである「技能講習」では、知識だけでなく実際の面談で使える技法を習得します。

その中でポジティブリフレーミングは、以下のような意義があります。

  • 相談者の自己肯定感を高められる
  • ネガティブな感情を前向きに切り替えるサポートができる
  • 面接・キャリアデザイン支援で即活用できる

特に、相談者が自信を失っているときやキャリアの転機に立っているときに、力を発揮します。

まとめ

ポジティブリフレーミングは、短所を隠すのではなく「別の角度から見て強みに変える」技法です。
キャリアコンサルタント技能講習では、このスキルを実践的に学び、支援の場で活かせるよう繰り返しトレーニングします。

日常のコミュニケーションにも応用できる技術なので、講習で学んだことを実生活や職場でもぜひ活かしてみてください。


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