第15回向け国家資格キャリアコンサルタント 学科模擬試験 解答解説1

2021.1.31

問1 「令和元年版労働経済の分析」(厚生労働省)におけるわが国の人手不足をめぐる状況に関して、不適切なものはどれか。

1、人手不足の対応で実際に企業が取り組んでいる内容は、求人状況の改善や採用の強化である。
2、定年の延長や再雇用などによる雇用継続を行うことを考える企業は50%を超えている。
3、離職率を低下させるための雇用管理の改善を行っている企業は50%を超えている。
4、人手不足の緩和に向けた企業の取り組み内容は「外部調達」「内部調達」「業務の見直し」の順で取り組まれている。

1、〇
2、〇
3、×離職率を低下させるための雇用管理の改善を行っている企業は27%である。
4、〇
参照:https://www.mhlw.go.jp/content/12602000/000551611.pdf

問2 「『外国人雇用状況』の届出状況まとめ(令和元年 10 月末現在)」(厚生労働省)における、わが国の外国人雇用状況に関して、不適切なものはどれか。

1、令和元年 10 月末現在の外国人労働者数は、平成 19 年に外国人雇用状況届出が
義務化されて以来、過去最高となった。
2、外国人労働者を在留資格別の増加率をみると、「技能実習」が最も多い。
3、外国人労働者を雇用している事業所を規模別にみると、労働者数「500 人以上」規模の
事業所が最も多い。
4、外国人労働者を国籍別にみると、最も多いのは中国である。

1、〇
2、〇
3、× 30人未満事業所が最も多く事業所全体の59.8%を占めており、外国人労働者全体の35.4%を占めている。
4、〇
参照:https://www.mhlw.go.jp/content/11655000/000590309.pdf
※知識が足りない問題の場合には、考えて分かりそうな問題と捨てる問題がある。この問題は知識が無いと答えられないが、「外国人雇用状況」は過去に1度しか出題されたことがなく、難しい問題である。

問3 「キャリアコンサルタントの能力要件の見直し等に関する報告書」(厚生労働省、2018 年
3 月)に関して、不適切なものはどれか。

1、セルフ・キャリアドックをはじめとする、企業内での在職者に対するキャリア支援の
環境整備。
2、個人の主体的な学び直しを通じたキャリアアップ・キャリアチェンジの支援。
3、仕事と治療の両立や、子育て・介護等と仕事の両立に関するキャリアの視点からの支援。
4、日本の国際競争力を高めるための、製造業における技能士養成の強化支援。

1、〇
2、〇
3、〇
4、× クライアントや相談場面の多様化への対応に関する知識・技能
参照:https://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11805001-Shokugyounouryokukaihatsukyoku-Carrierkeiseishienshitsu/0000199646.pdf

問4 「令和元年度 能力開発基本調査」(厚生労働省)の内容に関して、適切なものはどれか。

1、キャリアコンサルティングを実施する上での問題点で最も多かったものは「キャリアに関する相談の時間確保が難しい」が多い。
2、キャリアコンサルティングの正社員の業界別導入率は「金融業、保険業」が最も高く次に「複合サービス事業」、「電気・ガス・熱供給・水道業」が続く。
3、キャリアコンサルティングの導入している事業所は6割を超えている。
4、キャリアコンサルティングの実施時期は「1年に1回、 3年に1回など、定期的に実施する」が最も多い。

1、× 1位「労働者からの相談件数が少ない」(正規41.4%、非正規41.7%)、2位「キャリアに関する相談の時間確保が難しい」(正40.2%、非38.3%)、3位「効果が見えにくい」(正39.0%、非39.1%)。
2、〇 正社員では、「金融業,保険業」(83.0%)「複合サービス事業」(82.2%)「電気・ガス・熱供 給・水道業」(81.8%)。
3、× 導入の事業所は39.8%である。
4、× キャリアコンサルティングの実施時期は、「労働者から求めがあった時に実施する」が正社員 (56.3%)、正社員以外(66.2%)ともに最も高くなっている。次いで、「人事評価 のタイミングに合わせて実施する」(正社員52.3%、正社員以外39.2%)、「1年に1回、 3年に1回など、定期的に実施する」(正社員51.5%、正社員以外46.1%)が多い。
参照:https://www.mhlw.go.jp/content/11801500/000633235.pdf

問5 キャリアコンサルタントの役割に関して、適切なものはどれか。
1、キャリアコンサルティングは、個人と組織の共生関係を作ることも重要な役割である。
2、キャリアコンサルティングは、個人への相談だけが業務である。
3、キャリアコンサルティングは、家庭の事情や私生活の課題を扱ってはいけない。
4、キャリアコンサルティングは、教育・普及活動は積極的に行うべきではない。

1、◯ 相談者個人への援助はもちろんであるが、取り巻く環境への働きかけもキャリアコンサルタントとして重要な役割である。(倫理綱領 第11条)
2、× 環境への働きかけや、グループカウンセリングもキャリアコンサルタントにとって重要な業務である。(倫理綱領 第11条)
3、× 介護休業や、ひきこもり支援なども私生活や家庭の事情であるが、キャリアに関わる重要な課題であるので関わる。(倫理綱領 前文)
4、× キャリア教育やキャリア形成の普及活動もキャリアコンサルタントにとって重要な役割である。(倫理綱領第11条)
参照:倫理綱領 https://www.career-cc.org/files/rinrikoryo.pdf

注意:模擬問題に関する質問等はお答え出来かねますので予めご了承ください。

 
 
 
 
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