第15回 学科試験模擬試験 問13 問題と解答解説

2022.12.6

問 13 発達課題に関して、適切なものはどれか。

1、ギンズバーグ(Ginzberg, E.)らは、職業についての希望を形づくり、明らかにし、
実践していくことが探索段階の発達課題であるとした。
2、シュロスバーグ(Schlossberg, N. K.)は、仕事およびメンバーシップの現実を知って受ける
ショックに対処することが、基本訓練期の課題の一つであるとした。
3、エリクソン(Erikson, E. H.)は、成人期においては「親密性」、「世代性」が主たる発達
課題であり、人生の最終的な発達課題を「統合性」であるとした。
4、レビンソン(Levinson, D. J.)は、諸活動の減退と退職を、解放(衰退、下降)段階の
発達課題であるとした。

1、× スーパー(Super, D. E.)である。職業的発達段階の「探索段階」は、青年前期から青年中期に位置し、職業についての希望を形作っていく段階である。
2、× シャイン(Schein, E. H.)である。キャリア・サイクルの段階と課題のなかで、基本調練(16~25歳)の直面する一般問題として、「仕事及びメンバーシップの現実を知って受けるショックに
対処する」ことをあげている。
3、〇
4、× スーパー(Super, D. E.)である。諸活動の減退と退職を解放(衰退、下降)と表現している。