【速報】第21回国家資格キャリアコンサルタント(協議会)の合否結果分析

2022.12.19

第21回の国家資格キャリアコンサルタント(協議会)の結果が出ましたので分析してみました。

気になった点について
1,論述試験の点数
2,実務経験者の合格率
3,学科の合格率
4,受験者数

1,論述試験の平均点の推移
第1回33.8
第2回35.8
第3回33.9
第4回34.2
第5回33.5
第6回34.9
第7回33.4
第8回32.3
第9回32.3
第10回34.3
第11回35.5
第12回31.9
第13回31.1
第14回32.9
第15回31.2※このあたりから出題傾向がガラッと変わりました。
第16回30.6
第17回30.3
第18回32.5
第19回30.9
第20回30.7
第21回30.3

第1回からの点数です。
今回も点数が低いですね。過去最低の点数で第17回と同じです。
実技試験は論述試験と面接試験両方90点以上で合格なので
合格のためには面接試験60点以上が視野に入ってきました。
もちろん、論述試験の点数を引き上げることが合格の肝ということに変わりはないです。

2,実務経験者の合格率
養成講習修了者と実務経験者の実技試験合格率についてほぼ変わりがないです。
養成講習修了者 55% 実務経験者 51%
あまり差がないですね。そのため、受験資格が実務経験の方は協議会でのご受験をおすすめいたします。

キャリアコンサルタント受験資格として
・養成講習を修了していること
・実務経験(相談業務等3年以上)
どちらかで受験資格が得られます。
これらを踏まえると、どちらでも変わりないということが言えます。

また、今回は学科試験の合格率が前回と比べると下がっています。
学科試験の合格率
第15回75.3%
第16回65.3%
第17回55.9%
第18回82.6%
第19回60.8%
第20回78.2%
第21回63.0%

第15回から見ていくと、前回が良かったため、少し調整が入ったような感じがいたします。

3,受験者数
前回もそうでしたが第21回も実受験者数が3,000人を超えています。
JCDAと比べると協議会の受験者数約1.7倍程度多いです。
これからも国家資格キャリアコンサルタントの需要が高まりそうな予感ですね。