第15回 学科試験模擬試験 問28 問題と解答解説

2023.2.4

問 28 リハビリテーション・カウンセリングの理念に関して、最も不適切なものはどれか。

1、障害のある人自身ではなく、リハビリテーション・カウンセラーが主体となって統合的、
総合的なサービス内容を決定していくことを目指す。
2、障害のある人が無理をするのではなく、環境を変えることによって、障害があっても生活
しやすい社会を目指す。
3、障害のある人であっても、人生における目標を定め、達成できるようにサポートする。
4、障害のある人が、有するべき権利と特権を平等に享受できる状況を獲得できるように、
障害のある人たち自らが主張し、社会的な力をつけられるように支援する。

1、× リハビリテーション・カウンセリングとは障害のある人自身が主体であることを意識する。
2、〇
3、〇
4、〇
※初めての用語が出た場合には、考えれば回答できる問題か、捨てる問題かを判断する。
リハビリテーション・カウンセリングが分からなくても、不適切な問題を探す際には、3つは正しいものであるため、「リハビリテーション・カウンセリング」とは何か?というイメージはつかみやすい。
選択肢から、通常の「カウンセリング」と違いはなさそうと考えると、本来のカウンセリングでは主体者は相談者であり、カウンセラーではないため、1が選択肢として残りやすい。
2に関しても、主体はカウンセラーのように感じた際には、キャリアコンサルタントの環境への働きかけのイメージを持つと分かりやすい。環境を整えるのは相談者及び周辺の人であるが、そのサポートはカウンセラーやキャリアコンサルタントの役割である。