2級 実技 (面接) 試験実施概要について

2024.6.8

第32回キャリアコンサルティング技能士2級の受験票がお手元に届いている頃ではないでしょうか。
向かって左側の試験概要について読み解いていきましょう。

—————————————–
1,実技面接試験の具体的な内容
ロールプレイ20分
口頭試問  10分

時間はきっちりとしていて、20分になるとタイマーがなって、途中でも「やめてください」と言われます。
口頭試問も10分たつと途中でも「終了です」を伝えられます。

2,受験者は当日キャリアコンサルタントとして対応することを想定し、ロールプレイを行います。

3,あらかじめ届いている受験票には5つの事例があります。
この中からいずれかを担当することになります。それは当日にわかります。

4,相談者役は係員の方が担当されます。待機室から案内してくださる人が相談者役です。

5,守秘義務、持ち時間など事前説明は済んでいるものと考えます。
最初、アイスブレイクをどのようにするか。無しでも大丈夫です。

6,相談者との関係をどのように構築するか、キャリアコンサルタントから見た相談者の問題点を相談者と共有、その問題に対する目標設定、具体的展開につながる応答が必要になります。
※システマティックアプローチ

7,口頭試問はロールプレイのあと、すぐに開始されます。考える時間はありません。
以下のような質問があるようです。

①関係構築を築くために、どの様なことを心掛けましたか
②相談者が訴えた問題は何でしょうか。
また、キャリアコンサルタントとして、あなたが相談者の問題だと捉えたことは何ですか。
③この面談でできた方策は何ですか。
また、できなかったことはこれからどのような方策を立てていきますか。
④このロールプレイを振り返って、ご自身のキャリアコンサルタントとしての役割について、良かった点と改善したい点を1分以内でお話しください。

※これ以外にも質問はなされるかと思います。
また、この通りではなくてもいい方は違うけれど同じ趣旨の質問もあるかと思います。

8,合格基準について
以下の4 区分です。

基本的態度
関係構築力
問題把握力
具体的展開力

いずれも100点満点中60点以上で合格となります。

また、余談ですが2級の論述試験も100点満点中60点以上で合格です。
注意点として、面接試験は60点以上だったけれど論述試験が55点だと実技試験は不合格となるため、
次回以降は面接、論述試験両方の受験が必要となります。
まとめると、面接試験と論述試験、両方が60点以上で2級の実技試験に合格となります。

9,録音とメモは禁止です。
※採点のために面接試験内容を試験団体側が録音します。
—————————————–

【eラーニングコース(動画で学ぶ)】
キャリアコンサルティング技能士2級論述対策eラーニングコース
キャリアコンサルティング技能士2級実技面接対策eラーニングコース