キャリアコンサルティング技能士2級 実技試験|「沈黙」が出たときに本当に見られていること(第35回対策)

2025.12.18

キャリアコンサルティング技能士2級 実技試験|「沈黙」が出たときに本当に見られていること(第35回対策)

 
 

01.はじめに

 
 
キャリアコンサルティング技能士2級の実技試験では、
面接の途中で相談者が沈黙する場面に直面することがあります。
このとき、
「何か質問をしなければ」
「間が空くのは良くないのでは」
と焦りを感じる受験生は少なくありません。
しかし実技試験で見られているのは、
沈黙を出させなかったかどうかではありません。
本記事では、沈黙の場面で評価されている視点と、
考え方の整理を行います。

 
 

02.実技試験で「沈黙」は減点になるのか

 
 
まず押さえておきたいのは、
沈黙が出たこと自体が、直ちに減点になることはほとんどないという点です。
評価者が見ているのは、
おそらく沈黙の長さや回数ではなく、
その沈黙を前にして、どのように関わろうとしたかです。
沈黙は、面接が失敗しているサインではなく、
相談者の内側で何かが起きているサインとして捉えることができます。

 
 

03.沈黙が生まれる背景とは

 
 
沈黙と一言で言っても、その背景は一つではありません。
たとえば、
・考えを整理している最中の沈黙
・気持ちが言葉にならず止まっている沈黙
・「それは違う」「わかってもらえていない」という違和感が生まれた沈黙
など、さまざまな背景があります。
実技試験では、これらを正確に分類できるかどうかよりも、
沈黙の背景に目を向けようとする姿勢が大切にされています。

 
 

04.沈黙の場面でやってしまいがちな対応

 
 
沈黙が出たとき、ついやってしまいがちなのが、
・すぐに別の質問を足す
・話題を変えて面接を進めようとする
・沈黙を埋めることを優先する
といった対応です。
しかし、相談者の中に
「この人は私のことをわかっていない」
「全然違う」
という気持ちが生まれている場合、
その違和感が沈黙として表現されることがあります。
このときに先へ進もうとすると、
関係への配慮が弱いと評価されやすくなります。

 
 

05.実技試験で評価される「沈黙の扱い方」

 
 
実技試験で評価されるのは、
沈黙を消そうとしたかどうかではありません。
・沈黙の場面で立ち止まれたか
・関係が保たれているかに目を向けられたか
・相談者の状態を尊重しようとしたか
こうした姿勢が、面接全体から伝わるかどうかです。
沈黙は、面接が止まった合図ではなく、
関係を見直すタイミングが来た合図とも言えます。
慌てず、急がず、
「今、何が起きているのか」に目を向けることが、
結果として評価につながります。