キャリアコンサルタント資格はどう取る?|受験資格と制度の全体像を整理します

2026.1.3

キャリアコンサルタント資格はどう取る?|受験資格と制度の全体像を整理します

   

01.はじめに

   

キャリアコンサルタントの資格に興味を持ったとき、
多くの方が最初に感じるのが「制度がよく分からない」という戸惑いです。

・資格はどうやって取るのか
・試験は誰でも受けられるのか
・養成講習は必須なのか
・何から始めればいいのか分からない

この段階で情報を調べ始めると、
内容が断片的で、かえって混乱してしまうことも少なくありません。

本記事では、試験の勉強方法ではなく、
キャリアコンサルタント資格を取得するまでの「制度の流れ」を整理します。
まず全体像をつかむことが、安心して次に進むための第一歩です。

   

02.キャリアコンサルタント資格とは何か

   

キャリアコンサルタントは、日本における国家資格です。
働く人のキャリア形成を支援する専門職として位置づけられています。

ただし、資格名だけを見ると、
「試験を受ければ取得できる資格」と思われがちです。

実際には、キャリアコンサルタント試験を受けるためには、
あらかじめ満たしておく必要のある条件があります。
その代表的なものが、養成講習の修了です。

この前提を知らないまま情報収集を進めると、
制度が複雑に感じられてしまいます。

   

03.受験までの基本ルート|養成講習修了で受験資格を得る

   

キャリアコンサルタント資格取得までの流れは、
大きく分けると次のようになります。

① 養成講習を受講し、修了する
→ 養成講習を修了することで、キャリアコンサルタント試験の受験資格を得ることができます。

② キャリアコンサルタント試験を受験する
→ 学科試験および実技試験(論述・面接)を受験します。

③ 合格後、所定の手続きを経て資格登録へ進む

ここで大切なのは、
養成講習は「受験資格を得るための制度上のプロセス」であるという点です。
養成講習そのものが試験対策というわけではありません。

   

04.なぜ制度が分かりにくいと感じるのか

   

制度が分かりにくいと感じる理由は、
キャリアコンサルタント資格が「試験だけ」で完結しない構造にあります。

よくある混乱には、次のようなものがあります。

・養成講習と試験対策の違いが分からない
・実施機関が多く、比較の基準が分からない
・制度用語が多く、全体像がつかみにくい

このようなときに必要なのは、
新しい情報を増やすことではなく、
制度の順番と役割を整理することです。

   

05.養成講習と試験対策は別のものです

   

養成講習と試験対策は、目的が異なります。

・養成講習:キャリアコンサルティングの考え方や姿勢、関わり方の土台を学ぶ場
・試験対策:試験の評価基準に照らして、自身の理解や対応を整理する場

この違いを理解していないと、
養成講習中に「正解を出さなければならない」と焦ってしまいがちです。

面接試験で評価されるのは、
台本通りに話せるかどうかではなく、
相談者と関係を築きながら面接を進められているかという点です。

   

06.養成講習受講中に意識しておくとよいこと

   

養成講習を受講している間は、
「試験に向けて何を覚えるか」よりも、
次の点を意識しておくと後がラクになります。

・自分がどこでつまずきやすいかを把握すること
・ロールプレイ後に、何を振り返ればよいかを整理すること
・相談者の語りを、どう受け取り、どう整理しているかを言語化すること

養成講習は完成形を目指す場ではありません。
試験対策や実務に向かうための土台を整える場です。

   

07.おわりに|順番が分かれば、迷いは減ります

   

キャリアコンサルタント資格の取得には、
養成講習の修了を含む、制度上の順番があります。

・養成講習を修了して受験資格を得る
・その後、試験対策に取り組む

この流れが整理できると、
「今、何をすればよいのか」が自然と見えてきます。

迷いがある方ほど、まずは制度全体を整理するところから始めてみてください。