ロールプレイ練習会で傷つく人を出さないために|キャリアコンサルタント・ピアトレーニングの心得

2026.2.14





ロールプレイ練習会で傷つく人を出さないために|キャリアコンサルタント・ピアトレーニングの心得


1.ロールプレイはやればやるほど力がつく

キャリアコンサルタントを目指しているみなさんにとって、
ロールプレイは避けて通れない大切な練習です。

そして、やればやるほど確実に力がつきます。
ただし、その分時間もかかります。

無資格者同士、あるいは国家資格を取得したばかりの方同士で集まり、
ピアトレーニングをされることも多いと思います。

そのとき、ぜひ意識してほしいことがあります。

それは「フィードバックのあり方」です。

2.気をつけたいのは「フィードバック」

ロールプレイ後のフィードバックは、
本来お互いを成長させるための時間です。

しかし、一生懸命になるあまり、
つい強い言葉になってしまうことがあります。

  • 「それはありえないですよ」
  • 「そんなこと言ったら相談者怒りますよ」
  • 「とても話しにくかったです」

言っている本人は真剣です。
でも、受け取る側が傷ついてしまうことも少なくありません。

実際、練習会で傷つき、
その場から離れてしまう方もいます。

キャリアコンサルタントを目指す方は、
優しく真面目な方が多いからこそ、
強い言葉は深く残ってしまうのです。

3.フィードバックの基本の型

フィードバックをするときは、
ぜひ次の型を意識してみてください。


・良かった点
・もう少しこうしたらよくなる点

良い例

  • とても話しやすい雰囲気でした
  • 声が落ち着いていて安心感がありました
  • 優しい人柄が伝わってきました
  • 〇〇と確認されたところが丁寧でよかったです

まず「できていること」に光を当てる。
そのうえで改善点を提案する。

これは評価ではなく、支援です。

4.否定とは何かを考えてみる

では「否定」とは何でしょうか。

・それは違う
・よかったとは思わない
・ありえない

こうした言い方は、
行動ではなく人そのものを切ってしまう表現になりがちです。

ロールプレイは挑戦の場です。

挑戦している人を切るのではなく、
挑戦を支える言葉を選ぶことが大切です。

5.ポジティブリフレーミングを意識する

否定的な感想が浮かんだら、
少しだけ変換してみましょう。

例:

  • 「怖かった」
    → もう少し柔らかい表情や相づちがあると、より安心感が出そうです
  • 「話しにくかった」
    → 質問の意図を一言添えると、相談者が答えやすくなるかもしれません

これはまさにポジティブリフレーミングです。

キャリアコンサルタントとして大切な姿勢は、
練習の場でも同じです。

6.安心して失敗できる場をつくる

練習会は試験ではありません。


安心して失敗できる場であること。

これが何よりも大切です。

場の空気が良ければ、
成長スピードは何倍にもなります。

ロールプレイは一人では上達しません。

だからこそ、
お互いを支え合いながら、
気持ちよく練習できる場をつくっていきましょう。