クライエントの第一声のあとのファーストクエスチョンはどのようにしますか?

2021.7.27

 
 

 
 

1. 今日はどのようなお話しですか?

 
 
最初、キャリアコンサルタントが

「今日はどのようなお話しですか」と言い

クライエントは相談したい内容を話はじめます。

このときラポール形成のためにうなづき、あいづち、繰り返しなど

カウンセリング技法を使って対話をすすめていきます。

いよいよファーストクエスチョンです。

クライエントが直前に話していた内容を覚えていますか?

 
 

 
 

2. 要約したあとの質問の内容について

 
 
なぜクライエントが

直前に話していた内容が必要なのでしょうか。

カウンセリングは主にクライエントの気持ちや感情などに

寄り添う必要があります。

そのためクライエントの感情の言葉

「しんどい、つらい、困っている」などについて

特に敏感になる必要があります。

 
 

 
 

3. クライエントの発言はとても大切

 
 
例えば「もう仕事がしんどくて辞めようかと思っています」

と言ったクライエントに対して

ファーストクエスチョンはどのようにしますか?

さまざまあるかと思いますが

適切なものは

「お仕事がしんどいんですね。

そのしんどいということについてもう少し詳しく教えていただけますか」

このような感じです。

寄り添えていない例をあげると

「そのことは誰かに相談されましたか?」

この質問は悪いことはないですが、

クライエントの気持ちがスルーされている印象があります。

 
 

 
 

4. クライエントの発言を覚えること

 
 
冒頭でお伝えしたクライエントが

直前に話していた内容を覚えているかどうかについて、

大切だということがおわかりいただけましたでしょうか。

もしキーワードを覚えることが難しい場合は

最初はメモをとりながら感情の言葉だけを書きだして

ロープレをすすめてみてくださいね。

 
 

 
 

5. まとめ

 
 
人間は私もそうですが

自分自身が言った言葉を受け入れやすいものです。

他人が言った言葉はなぜか、

なかなか響かず受け入れにくい様子があります。

なのでクライエントの発言は積極的に活用して

対話をすすめてみてください。

よい展開になりますよ。