相談者から「どうしたらいいでしょうか?」と言われたら

2021.9.29

 
 

 
 

1. 面談で相談者から答えを求められたら

 
 
対話が進んでいくと

「私は正社員になれると思いますか?」

と相談者から答えを求められる場面が

出てくることもあるかと思います。

こんなとき、どうしますか?

 
 

 
 

2. 見立てはどうか

 
 
思わず答えそうになりますよね。

でもちょっと待ってください。

ここで安易に答えることは少し控えて、

考えてみてください。

答えを求められたとき、

キャリアコンサルタントとしての見立ては

「自律的に考えることができていない」

と問題として捉えることが大切です。

 
 

 
 

3. 100%味方であることを伝えて対話をすすめる

 
 
このように言われたらまずは

「ぜひ、一緒に考えていけたらと思います」

と、100%味方であることをお伝えしてから

対話をすすめていくようにこころがけてください。

 
 

 
 

4. 決めるのは相談者

 
 
決めるのは相談者です。

そのための情報提供などは

キャリアコンサルタントから

提示してもかまいませんが、

答えを求められて

キャリアコンサルタントが答えることは

通常の会話となんらかわりなく、

カウンセリングとは言えないでしょう。

 
 

 
 

5. まとめ

 
 
このように相談者に寄り添う姿勢を保ちつつ、

一緒に考えてサポーターとして

相談者が自律的に意思決定できるよう

対話をすすめてください。