career-vs-job-support

キャリアコンサルタントとキャリアアドバイザーの違いとは?|仕事内容・資格・働き方を比較

 

「キャリアコンサルタント」と「キャリアアドバイザー」は、どちらも就職・転職支援に関わる仕事として知られています。

そのため、
「何が違うの?」
「同じ仕事ではないの?」
「資格は必要?」
「どちらを目指せばいい?」
と疑問に感じる方も多いようです。

実際には、両者は似ている部分もありますが、

  • ・ 役割

  • ・ 支援内容

  • ・ 資格

  • ・ 働き方

  • ・ 活躍する場所

には違いがあります。

この記事では、キャリアコンサルタントとキャリアアドバイザーの違いについて、仕事内容・資格・働き方などの観点からわかりやすく整理して解説します。

キャリアコンサルタントとキャリアアドバイザーの違い

まず大きな違いは、「支援の範囲」です。

項目 キャリアコンサルタント キャリアアドバイザー
主な目的 キャリア形成支援 就職・転職支援
主なテーマ 仕事・働き方・キャリア 行動促進・自己実現
資格 国家資格あり 必須資格なし
主な支援内容 長期的キャリア支援 求人紹介・転職支援
活躍場所 企業・大学・支援機関など 人材会社が中心
支援期間 中長期的 短期的な場合も多い

簡単に言えば、

  • ・ キャリアコンサルタント→「働き方・人生全体」を支援

  • ・ キャリアアドバイザー→「就職・転職活動」を支援

という違いがあります。

キャリアコンサルタントとは?

Career Counseling に関する国家資格で、働く人のキャリア形成を支援する専門職です。2016年に国家資格化され、現在では企業・大学・ハローワーク・人材会社など幅広い場所で活躍しています。

《主な支援内容》

  • ・ キャリア相談

  • ・ 就職支援

  • ・ 転職相談

  • ・ キャリア形成

  • ・ 社員面談

  • ・ キャリア教育

  • ・ 人材育成

などです。

単なる求人紹介ではなく、

  • 「どのように働きたいか」

  • 「どのような人生を送りたいか」

を整理する支援を行います。詳しくは、以下の記事もご覧ください。

キャリアコンサルタントとは?

キャリアアドバイザーとは?

キャリアアドバイザーとは、主に人材紹介会社などで、求職者の就職・転職活動を支援する仕事です。英語では「CA(Career Adviser)」と呼ばれることもあります。

《主な支援内容》

  • ・ 求人紹介

  • ・ 転職相談

  • ・ 面接対策

  • ・ 履歴書・職務経歴書添削

  • ・ 求職者対応

  • ・ 企業との調整

などです。

特に、

  • 「転職成功」

  • 「内定獲得」

を目的とした支援が中心になります。

仕事内容の違い

● キャリアコンサルタント

キャリアコンサルタントは、

  • ・ 傾聴

  • ・ キャリア理論

  • ・ 自己理解支援

  • ・ 情報提供

などを通じて、中長期的なキャリア形成を支援します。

場合によっては、

  • ・ 働き方

  • ・ ライフプラン

  • ・ 生き方

なども含めて相談に乗ることがあります。

● キャリアアドバイザー

キャリアアドバイザーは、

  • ・ 転職活動

  • ・ 求人紹介

  • ・ 面接支援

  • ・ 内定支援

など、実際の就職・転職活動を具体的にサポートします。

そのため、

  • ・ 営業要素

  • ・ 数値目標

  • ・ マッチング業務

が求められるケースもあります。

資格の違い

● キャリアコンサルタント

キャリアコンサルタントは国家資格です。国家試験の受験には通常、以下のいずれかが必要になります。

  • ・ 厚生労働大臣認定講習の修了

  • ・ 実務経験

試験には、

  • ・ 学科

  • ・ 論述

  • ・ 実技面接

があります。

資格取得方法については、以下の記事も参考にしてください。

キャリアコンサルタントになるには?

● キャリアアドバイザー

キャリアアドバイザーは、必須資格がある職種ではありません。

そのため、

  • ・ 未経験採用

  • ・ 営業経験者

  • ・ 人材業界経験者

などが活躍しているケースも多くあります。

ただし近年は、

  • ・ キャリアコンサルタント資格

  • ・ キャリア支援知識

を重視する企業も増えています。

働き方・活躍場所の違い

● キャリアコンサルタント

《主な活躍場所》

  • ・ 一般企業

  • ・ 大学・学校

  • ・ ハローワーク

  • ・ 支援機関

  • ・ 人材会社

  • ・ フリーランス

特に近年は、企業内キャリア支援の需要が高まっています。

● キャリアアドバイザー

《主な活躍場所》

  • ・ 人材紹介会社

  • ・ 転職エージェント

  • ・ 就職支援会社

  • ・ 人材派遣会社

求職者と企業をマッチングする役割が中心です。

年収・将来性の違い

項目 キャリアコンサルタント キャリアアドバイザー
資格 国家資格 必須資格なし
主な働き方 支援・教育・企業内支援 転職支援・営業型
収入形態 相談・研修・講師等 成果報酬型も多い
独立 比較的しやすい 会社所属中心も多い
将来性 企業支援需要増加 転職市場拡大で需要あり

キャリアコンサルタントは、人材育成やキャリア自律支援、企業内1on1などの分野でも需要が高まっています。

一方、キャリアアドバイザーは、転職市場拡大に伴い需要が続いています。

どちらが向いている?

● キャリアコンサルタント向き

  • ・ 働き方支援に興味がある

  • ・ 長期的に人を支援したい

  • ・ 傾聴や対話を重視したい

  • ・ 人材育成に関わりたい

● キャリアアドバイザー向き

  • ・ 転職支援に興味がある

  • ・ 行動支援が好き

  • ・ スピード感ある仕事がしたい

  • ・ 営業やマッチングが得意

両方のスキルが求められる場面も増えている

近年は、

  • ・ 転職支援

  • ・ リスキリング

  • ・ キャリア自律支援

  • ・ 企業内面談

などの場面で、「キャリア支援」と「転職支援」の両方のスキルが求められるケースも増えています。

そのため、

  • ・ キャリアアドバイザーが国家資格を取得する

  • ・ キャリアコンサルタントが人材紹介領域で活躍する

ケースも増えています。

ほかの資格との違いについては、以下の記事も参考にしてください。

キャリアコンサルタント資格の比較|他資格との違い・選び方を徹底解説

まとめ

キャリアコンサルタントとキャリアアドバイザーは、どちらも就職・転職支援に関わる仕事ですが、役割や支援範囲には違いがあります。

  • ・ キャリアコンサルタント→ 長期的なキャリア形成支援

  • ・ キャリアアドバイザー → 就職・転職活動支援

どちらが良い・悪いではなく、「どのような支援をしたいか」によって選ぶことが大切です。

また、近年は両方のスキルを活かしながら活動する人も増えています。まずは、それぞれの違いを理解し、自分に合った働き方を考えてみてください。

キャリアコンサルタント資格に興味がある方へ

キャリアコンサルタントは、働き方や将来に悩む人を支援する国家資格です。厚生労働大臣認定の養成講習を修了することで、国家試験の受験資格を得ることができます。

キャリアコンサルタント養成講習の詳細はこちら