Renewal-Recommend
キャリアコンサルタント更新講習おすすめ|比較と選び方【2026年版】
キャリアコンサルタントの更新講習には、さまざまな分野・受講形式・時間数の講習があり、『どれを選べばよいのか分からない』と迷う方も多いのではないでしょうか。特に技能講習は、キャリアコンサルタントとしての経験や活動分野、今後伸ばしたい技能によって、適した講習が異なります。
厚生労働省も、技能講習については、自分に必要な技能を踏まえて効果的な講習の組み合わせを考え、計画的に受講することを求めています。
本記事では、
・ キャリアコンサルタント更新講習を選ぶ際の比較ポイント
・ 目的別の選び方
・ オンライン・対面など受講形式の違い
・ 費用・時間・内容を比較する際の注意点
について分かりやすく解説します。
※本記事は、自分に合う更新講習を選ぶための基準を解説する記事です。
更新講習の必要時間・期限・費用など制度全体について知りたい方は、まず以下のページをご覧ください。
キャリアコンサルタント更新講習とは?受け方・費用・期限・選び方を完全解説
更新講習のおすすめは何で決まる?
更新講習は「おすすめ講座」が決まっているわけではありません。大切なのは、自分の現在の課題や活動分野、受講できる日程、更新までに必要な残り時間などを基準に選ぶことです。
技能講習には、企業領域、需給調整領域、教育領域、特定層への支援、領域共通の技能、カウンセリング技法、ジョブ・カード作成支援、ツール活用、グループアプローチ、事例検討など、さまざまな分野があります。
つまり、自分の目的に合っている講習が、その人にとっての“おすすめ講習”と考えるのがよいでしょう。
更新講習の比較ポイント
更新講習を比較する際は、主に次の6つを確認すると選びやすくなります。
| 比較項目 | 確認するポイント |
|---|---|
| 講習内容 | 今の実務や今後伸ばしたい技能に合っているか |
| 受講形式 | オンライン・通信・対面など、自分が受講しやすい形式か |
| 講習時間 | 残りの必要時間を満たせるか |
| 日程 | 更新期限までに無理なく受講できるか |
| 費用 | 受講料と内容のバランスが取れているか |
| 講師・実施機関 | テーマに適した専門性や実績があるか |
この6項目を一つずつ確認していくと、料金や日程だけで選ぶより、自分に合った講習を見つけやすくなります。
受講スタイルで比較する
更新講習には、会場で受講する形式だけでなく、Web会議システムを利用する『オンライン』形式や、動画等を視聴する『通信』形式があります。
厚生労働省の講習検索サイトでは、『通信』と『オンライン』を次のように区別しています。
・ 通信:インターネット等から配信される動画などを視聴する学習形態
・ オンライン:Web会議システム等を使い、受講者がリアルタイムで参加する学習形態
それぞれの特徴を整理すると、以下のようになります。
| 受講形式 | 特徴 |
|---|---|
| オンライン | 自宅などからリアルタイムで参加できる |
| 通信 | 一定期間内に動画などを自分のペースで学習できる |
| 講習時間 | 残りの必要時間を満たせるか |
| 対面 | 会場で講師や他の受講者と直接参加する |
どの形式が最も優れているということではなく、自分の生活スタイルや学びたい内容に合わせて選ぶことが大切です。
受講時間で比較する
更新には原則として知識講習8時間以上と技能講習30時間以上が必要です。技能講習は講習ごとに時間数が異なるため、自分がすでに何時間受講していて、あと何時間必要なのかを確認したうえで組み合わせます。
例えば、更新期限まで時間がある場合は複数年に分けて受講することもできますし、日程を確保できる場合は比較的短い期間に複数講習を受講する方法もあります。
『まとめて受講する方が必ず効率的』というわけではありません。重要なのは、更新期限までに必要時間を確実に満たせることです。
38時間の受け方についてはこちらで詳しく解説しています。
講習内容で比較する
更新講習は内容が多様です。技能講習では、例えば次のようなテーマから自分に必要な内容を選ぶことができます。
・ 企業内キャリアコンサルティング
・ 就職活動支援
・ シニア・ミドルシニア支援
・ メンタルヘルス、障害、治療との両立支援
・ キャリアコンサルティング・プロセス
・ 認知行動療法
・ ナラティブ・アプローチ
・ ハラスメント
・ ジョブ・カード作成支援
・ 事例検討
これらは、厚生労働省の講習検索サイトでも技能講習の区分・詳細区分として検索できます。今の仕事で必要な分野だけでなく、今後活動したい領域や、苦手意識のある技能から選ぶ方法もあります。
費用で比較する
更新講習の受講料は、講習時間や内容、実施機関によって異なります。例えば厚生労働省の2026年8月版技能講習一覧を見ると、6時間で20,000円、21,000円などの講習が掲載されている一方、講習ごとに時間数・料金はさまざまです。
厚生労働省も、掲載されている基本料金は会員価格やサービス価格などではなく、実際の料金設定は各機関で異なるため、講習検索サイトや各実施機関で確認するよう案内しています。
そのため、『1講座いくらか』だけではなく、『必要な30時間を受講すると合計いくらになるか』という視点で比較すると分かりやすくなります。
また、対面の場合は交通費、オンラインの場合は受講環境なども含めて検討するとよいでしょう。費用について詳しくはこちらをご覧ください。
実施機関・講師で比較する
同じテーマでも、講習実施機関や講師によって扱う事例や進め方が異なる場合があります。
選ぶ際は、
・ 講習の目的・到達目標
・ 具体的な学習内容
・ 講師の専門分野援
・ 演習や事例検討の内容
などを確認するとよいでしょう。
単に『有名な講師だから』『大手の実施機関だから』という理由だけでなく、自分が身につけたい技能と講習内容が合っているかを見ることが重要です。
更新期限に間に合うかで比較する
内容が魅力的な講習でも、自分の更新期限に間に合わなければ更新には利用できません。
講習を比較する際は、
・ 開催日
・ 申込締切
・ 修了日
・ 修了証の発行時期
まで確認しましょう。
特に更新期限が近い場合は、内容や価格より先に、『更新申請までに修了証を取得できるか』を確認することが重要です。
タイプ別|更新講習の選び方
『おすすめ』は人によって変わるため、目的別に考えると分かりやすくなります。
⚫︎仕事が忙しい方
オンライン形式や、自宅から受講できる講習を中心に探すと、移動時間を抑えながら受講しやすくなります。
⚫︎実務力を高めたい方
自分の課題に合った技能講習を選びましょう。例えば、面談プロセス、事例検討、特定層への支援、カウンセリング技法など、自分が伸ばしたい技能から探す方法があります。
⚫︎更新期限が近い方
まず残りの必要時間を確認し、更新申請までに受講・修了証発行が間に合う講習を優先します。この場合は、興味のあるテーマだけでなく、日程と必要時間を満たせるかという視点が特に重要です。
⚫︎初めて更新する方
まず知識講習8時間と技能講習30時間の仕組みを理解し、自分の残り必要時間を把握してから講習を選ぶとよいでしょう。更新講習全体の仕組みはこちらで解説しています。
知識講習は技能講習とは分けて考える
更新講習を比較するときは、知識講習と技能講習を同じ基準だけで選ばないこともポイントです。
知識講習は原則として8時間以上、技能講習は30時間以上必要で、それぞれ目的が異なります。知識講習については、必要時間、eラーニング、修了証、費用・比較などを以下のページにまとめています。
更新講習のおすすめの選び方
更新講習を選ぶ際は、次の順番で考えると分かりやすくなります。
1. 自分の残り必要時間を確認する
2. 更新期限に間に合う講習を探す
3. 自分の課題・活動分野に合う内容を選ぶ
4. オンライン・通信・対面など受講形式を比較する
5. 費用・日程・講師・修了条件を確認する
特に重要なのは、『目的 × 必要時間 × 受講しやすさ』の3つです。安さや知名度だけではなく、この3点が自分に合っているかを基準に選ぶとよいでしょう。
よくある失敗
● 安さだけで選ぶ
料金が安いこと自体に問題はありません。ただし、価格だけで決めてしまうと、自分が学びたい内容や受講できる日程と合わない可能性があります。費用は、講習内容・時間数・受講形式と合わせて比較しましょう。
● 『オンラインならどれでも同じ』と考える
オンライン講習でも、内容・講習時間・演習方法・人数などは異なります。受講形式だけではなく、何をどのように学ぶ講習なのかを確認しましょう。
● 分散受講そのものを避ける
分散受講が悪いわけではありません。5年間で計画的に受講すれば、自分の実務課題に合わせて講習を選ぶことができます。ただし、残り時間を管理せずに分散すると、更新直前になって必要時間が不足する可能性があります。
● 興味だけで選ぶ
興味のあるテーマを学ぶことは重要ですが、更新に必要な時間数や、自分の実務上の課題もあわせて考えましょう。
公式の講習検索サイトも活用する
厚生労働省のキャリアコンサルタント講習検索サイトでは、更新講習を条件指定して検索できます。技能講習では、技能区分・詳細区分、学習形態などから絞り込むことができるため、自分に合った講習を探す際に活用できます。
更新講習の全体像はこちら
更新講習の制度・費用・選び方など全体については、以下のページでまとめています。
更新講習の詳細・申込について
具体的な講座内容や日程、受講方法については、以下のページをご確認ください。
まとめ
キャリアコンサルタント更新講習には、すべての方に共通する『この講習が一番おすすめ』というものはありません。技能講習は、キャリアコンサルタントとしての経験や活動分野、伸ばしたい技能に応じて必要な講習を選ぶことが基本です。
選ぶ際は、
・ 自分の残り必要時間
・ 更新期限
・ 学びたい内容
・ オンライン・通信・対面などの受講形式
・ 費用
・ 講師・実施機関
を比較しましょう。
特に重要なのは、『目的 × 必要時間 × 受講しやすさ』です。ランキングだけで決めるのではなく、自分が今後どのような場面でキャリアコンサルティングを行うのかを考えて講習を選ぶことで、更新のためだけではない学びにつなげることができます。
更新講習の制度全体については、以下のページをご覧ください。