Renewal-Strategy

キャリアコンサルタント更新講習の受け方|38時間の効率的な取り方

 

キャリアコンサルタントの資格を更新するためには、
原則として、知識講習8時間以上と技能講習30時間以上、合計38時間以上の更新講習を受講する必要があります。

しかし、
「どの順番で受ければいいのか」
「効率よく終わらせる方法はあるのか」
と悩む方も多いのではないでしょうか。

更新講習には決められた受講順序はありません。そのため、自分の更新期限や仕事の予定、残っている必要時間を確認しながら計画を立てることが大切です。

本記事では、更新講習の受け方に特化して、知識講習8時間+技能講習30時間を無理なく満たすための進め方を解説します。更新講習の制度・費用・期限・選び方など全体像を確認したい方は、まず以下のページをご覧ください。

キャリアコンサルタント更新講習とは?受け方・費用・期限・選び方を完全解説

更新講習の基本構成(38時間の内訳)

更新講習は、以下の2つで構成されています。

知識講習:8時間以上

技能講習:30時間以上

原則として、知識講習と技能講習の両方を修了する必要があります。ただし、技能検定キャリアコンサルティング職種への合格や実務従事など、一定の条件を満たす場合には、講習の免除・みなし措置が適用されることがあります。

知識講習について詳しく知りたい方は、以下のページで必要時間・eラーニング・修了証・免除などをまとめています。

キャリアコンサルタント知識講習とは?更新に必要な8時間・受講方法を解説

更新講習の受け方(基本の流れ)

更新講習は、次の5つのステップで進めると分かりやすくなります。

① 更新期限を確認する

まずは自分の登録期限を確認します。更新申請は、登録の有効期間満了日の90日前から30日前までの間に行う必要があります。マイページでは、自分の『更新申請可能開始日』と『更新申請可能期限日』を確認できます。更新講習は、この申請期間に入ってから慌てて受講するのではなく、5年間の更新期間の中で計画的に進めましょう。

② 必要な講習時間を確認する

次に、現在どれだけ更新講習を受講済みなのかを確認します。
原則として必要なのは、以下2つです。

  • ・ 知識講習(必須)

  • ・ 技能講習(複数受講)

すでに技能講習を何時間か受講している場合は、『30時間まであと何時間必要か』を把握しておくことが重要です。技能検定への合格や実務従事等による免除・みなし措置に該当する可能性がある方は、講習を申し込む前に必要時間を確認しておきましょう。

③ 必要な講習を選ぶ

残りの必要時間が分かったら、受講する講習を選びます。知識講習は厚生労働大臣指定の知識講習を受講し、技能講習も同様に指定された講習から選びます。

講習を選ぶ際は、時間数だけでなく、

  • ・ 学びたいテーマ

  • ・ オンラインまたは会場形式

  • ・ 開催日程

  • ・ 費用

  • ・ 修了条件

  • ・ 修了証の発行時期

なども確認するとよいでしょう。
知識講習を選ぶ際のポイントはこちらで詳しく解説しています。

キャリアコンサルタント知識講習の比較|費用・eラーニング・受講期間を比較

④ 計画的に受講する

更新講習は、5年間の中で必要時間を満たせばよいため、一度にすべて受講する必要はありません。一方で、更新期限直前まで残しておくと、希望する技能講習の日程が合わなかったり、受講後の修了証発行が更新申請に間に合わなかったりする可能性があります。

国家資格キャリアコンサルタントWebサイトでも、5年間のうちに計画的に更新講習を受講することが案内されています。そのため、『いつまでに何時間受けるか』をあらかじめ決めておくと管理しやすくなります。

⑤ 修了証を取得し、更新申請を行う

講習修了後に発行される修了証が必要です。更新講習の修了証や修了証メールは、更新申請の際に必要となります。発行されたら紛失しないよう保管しておきましょう。

現在は、更新申請可能開始日前でも、マイページへ修了証の情報を登録・アップロードすることができます。必要な更新講習を修了したら、有効期間満了日の90日前から30日前までの申請期間内に更新申請を行います。

38時間を効率よく受講する2つの方法

更新講習の受け方には、大きく分けて『ある程度まとめて受講する方法』と『5年間で分散して受講する方法』があります。どちらが正解というわけではなく、自分の仕事や生活、更新期限に合わせて選ぶことが大切です。

パターン① ある程度まとめて受講する

知識講習と複数の技能講習を、比較的短い期間にまとめて受講する方法です。

⚫︎メリット

  • ・ 残り時間を管理しやすい

  • ・ 更新期限直前に必要時間が不足するリスクを減らしやすい

  • ・ 更新に必要な講習を早めに確保できる

⚫︎注意点

  • ・ 短期間にまとまった受講時間を確保する必要がある

  • ・ 技能講習の日程によっては希望どおりに組めない場合がある

  • ・ 一度に詰め込みすぎると学習負担が大きくなる

パターン② 5年間で分散して受講する

更新期間中に、自分の興味や業務上の課題に合わせて少しずつ技能講習などを受講していく方法です。

⚫︎メリット

  • ・ 仕事や家庭の予定に合わせやすい

  • ・ その時々の実務課題に合った講習を選びやすい

  • ・ 一度にまとまった時間を確保する必要がない

⚫︎注意点

  • ・ これまで何時間受講したかを管理する必要がある

  • ・ 後半まで残しすぎると必要時間が不足する可能性がある

  • ・ 修了証の管理が分散しやすい

では、どちらの受け方がよい?

『まとめて受講が必ず最も効率的』というわけではありません。

更新期限までまだ余裕があり、実務に合わせてさまざまなテーマを学びたい方は分散受講でも問題ありません。一方、更新期限が近い方や受講時間の管理を簡単にしたい方は、ある程度まとめて受講する方が進めやすいでしょう。

大切なのは、更新期限から逆算し、必要な38時間を確実に満たせる計画を立てることです。

更新講習を効率よく進める4つのポイント

更新講習を無理なく進めるためには、次の4点を意識するとよいでしょう。

1. まず現在の受講時間を確認する

知識講習を受講済みか、技能講習は何時間修了しているかを確認します。『あと何時間必要か』が分からないまま講習を選ぶと、必要以上に受講したり、逆に時間が不足したりする原因になります。

2. 知識講習8時間を早めに確保する

知識講習は原則として8時間以上必要です。知識講習の中にはeラーニングなど通信形式で受講できる講習もあるため、自分の予定に合わせて進めやすい講習を選ぶ方法もあります。

キャリアコンサルタント知識講習とは?更新に必要な8時間・受講方法を解説

3. 技能講習30時間は早めに組み合わせを考える

技能講習は30時間以上必要なため、知識講習よりも受講時間が長くなります。複数の技能講習を組み合わせる場合は、受講時間だけでなく、自分が学びたいテーマも考えながら選ぶとよいでしょう。

4. 更新申請期限より前に受講を終える

更新申請は有効期間満了日の90日前から30日前までです。申請には修了証が必要となるため、満了日の直前ではなく、更新申請を行う時点までに必要な講習を修了しておく必要があります。

よくある失敗パターン

● 期限直前に動く

更新期限が近くなってから講習を探すと、自分が希望する日時の技能講習を選べない可能性があります。さらに、受講後すぐに修了証が発行されるとは限らないため、更新申請までの時間も考慮する必要があります。

● 知識講習を忘れる

技能講習を30時間受講していても、原則として知識講習8時間以上を修了していなければ更新要件を満たせません。知識講習について詳しくはこちらをご覧ください。

キャリアコンサルタント知識講習とは?更新に必要な8時間・受講方法を解説

● 分散しすぎて残り時間が分からなくなる

複数年にわたって技能講習を受講している場合は、修了証を確認しながら合計時間を管理しておきましょう。なお、同一更新期間内に同一機関が実施する同一の更新講習を繰り返し受講した場合、更新申請時に有効となるのは1回分の時間だけです。

● 講座を時間数だけで選ぶ

更新に必要な時間数を満たすことは重要ですが、せっかく受講するのであれば、自分の実務や課題に役立つテーマを選ぶことも大切です。日程・費用・受講形式だけでなく、『何を学べる講習なのか』も確認しましょう。

免除・みなし措置がある場合は38時間すべて必要とは限らない

更新講習は原則として38時間以上必要ですが、すべての方が必ず38時間を受講するとは限りません。
例えば、キャリアコンサルティングの実務に従事した時間や、1級技能士から実務に関する指導を受けた時間については、10時間以内に限り技能講習を受けたものとみなされます。

また、キャリアコンサルタント登録後に技能検定1級または2級に合格した場合は、合格後5年以内に行う更新で知識講習・技能講習が免除されます。
そのため、免除・みなし措置に該当する可能性がある方は、自分に必要な時間数を確認してから講習を申し込みましょう。

よくある質問

  • Q 一気に受講しても問題ありませんか?

    A 必要な指定講習を受講し、更新要件を満たしていれば、短期間にまとめて受講すること自体に問題はありません。自分の予定や学習目的に合わせて受講しましょう。

  • Q 5年間で分けてもいいですか?

    A はい。更新期間の5年間で計画的に受講することができます。国家資格キャリアコンサルタントWebサイトでも、5年間の間に計画的に更新講習を受講することが案内されています。ただし、残りの必要時間と修了証を自分で管理しておくことが大切です。

  • Q 知識講習と技能講習はどちらを先に受けるべきですか?

    A 受講順序に決まりはありません。知識講習を先に終えてから技能講習を進める方法も、技能講習を受講しながら知識講習を組み合わせる方法も可能です。自分の更新期限と講習日程を基準に選びましょう。

  • Q 実務経験で免除はありますか?

    A キャリアコンサルティングの実務に従事した時間などについては、10時間以内に限って技能講習を受けたものとみなされる制度があります。ただし、実務経験があるだけで知識講習を含む更新講習38時間がすべて免除されるわけではありません。

更新講習の全体像はこちら

更新講習の詳細・申込について

具体的な講座内容や日程、受講方法については、以下のページをご確認ください。

更新講習の詳細・申込はこちら

まとめ

キャリアコンサルタントの更新には、原則として知識講習8時間以上と技能講習30時間以上、合計38時間以上の受講が必要です。38時間を短期間にまとめて受講する方法も、5年間で分散して受講する方法もあります。どちらか一方が必ず正解ということではありません。

効率よく進めるために重要なのは、

  • 1. 更新期限を確認する

  • 2. 現在の受講時間を把握する

  • 3. 知識講習8時間と技能講習30時間を計画する

  • 4. 更新申請に間に合うよう早めに修了する

という流れです。

更新申請は有効期間満了日の90日前から30日前までの間に行う必要があります。修了証が必要になるため、期限直前ではなく余裕をもって受講を進めましょう。
更新講習全体について詳しく知りたい方は、以下の親ページをご覧ください。

キャリアコンサルタント更新講習とは?受け方・費用・期限・選び方を完全解説