第9回国家資格キャリアコンサルタント論述試験 解答例 (協議会)

2018.9.7

「ロープレ直前対策コース」

今回は若年層、特に学生に対する支援でしたね。
学生の場合は自己理解、仕事理解というキーワードを必ず盛り込むことが必要ですね。
それではごらんください。

設問1
電車の運転士になることが夢で企業研究もして大手鉄道会社の採用試験を受けたけど結果が出なかった。もう無理なのかなあって思ったところをもう少し詳しく教えてください。

設問2
相談者は憧れだけで実際の職業の内容について理解していない、つまり仕事理解不足が見受けられる。そのためクラスメートが内々定をもらったことに関してイラショナルビリーフがあるように感じられる。他の業界に関して受けた方がいいのか、という部分について自身が何に向いていてどういうところに興味があるのかが分かっておらず自己理解不足も感じられる。以上が問題である。

設問3
(1)
①企業研究とエントリーシートと面接の振返り
②他企業についてのzさんの興味(キャリアインサイト)
(2)①
引き続き相談者の悩みに寄り添い傾聴しラポールを形成しながら、これまで積極的に行ってきた就活についてコンプリメントする。憧れという気持ちを尊重しながら実際にこれまで行った企業研究について再考してみる。次に本人と内々定者の同意を得た上でクラスメートのエントリーシートと自身のエントリーシートを見比べてみる。2社の面接の詳細を書き出し、客観的に振り返りを行う。そしてそのクラスメートにこれまでの経緯を詳しく聴いてみる。どんな違いがあるか確認できるようサポートを行う。これらを行った上でzさんが2次募集に応募するのか他の業界へも目を向けてみるのか自律的に考えられるよう支援する。