第12回国家資格キャリアコンサルタント論述試験 解答例 (協議会)

2019.8.29

「ロープレ直前対策コース」

第12回国家資格キャリアコンサルタント論述試験 解答例
キャリアコンサルティング協議会

設問1
学費を稼ぐためにずっとホテルでアルバイトしていて、卒業したら正社員として働かないかとお誘いを頂き、仕事もある程度こなせるようになり、内々定をもらったけど、本当にこのままでいいのか、他の業界の方がよかったのではと思われている。

設問2
相談者はホテルの仕事は社会のほんの一部でしかないというイラショナルビリーフが感じられ、ホテル以外の業界についてよく知らず仕事理解不足が感じられる。「自分に合っている仕事」や「やりがいのある仕事」があるんじゃないかと漠然と考えており自己理解不足も見受けられる。そして自身で就職先を自律的に考えて意思決定できないことが問題である。

設問3
(1)
①自分に合っていて、やりがいのある仕事
②さまざまな業界の仕事内容
(2)①
1、引き続き相談者の悩みに寄り添い傾聴しラポール形成を行いながら学費を稼ぐためにホテルでアルバイトしてきた母親想いの相談者に対し、コンプリメントする。2、自己理解を深めるためにジョブ・カードを使ったキャリアプランシートの作成を提案する。詳細の説明後に同意を得た上で自身の適性や強みなど知れるようサポートを行う。3、仕事理解を深めるために職業への興味、関心ある分野を探せるようアセスメントツールを使い(仕事と職業の六角形、ホランド理論等)社会にどんな仕事があるのかを知れるように促す。4、その上で相談者が自律的に就職先の意思決定ができ、今後社会人として活躍できるように支援していく。